脱炭素社会を目指す中国政府の方針に照準

パナソニック、中国で水素事業へ 政府の脱炭素方針に照準、強化

 

2021年11/6(土)

 

 

 【北京、上海共同】パナソニックは6日、中国で水素エネルギー事業を展開する事業戦略を発表した。上海で開催中の「中国国際輸入博覧会」で、水素燃料電池などを披露した。脱炭素社会を目指す中国政府の方針に照準を合わせ、トヨタ自動車などの日系企業も環境事業を強化する。

 

 パナソニックは現地のコンテナ大手のグループ企業と提携し、水素燃料電池を使ったコンパクトな発電システムを開発する。工場やオフィスビル向けに販売し、将来は輸出も検討する。

 

 パナソニックの中国・北東アジア総代表、本間哲朗氏は現地で、従来の健康や高齢者向け事業に加え、環境分野を拡大すると表明した。

 

 

 

 

 

 

 

水素製造とは 大部分は天然ガス由来

 

2021年2月26日 

 

 

水素製造 水素を製造する方法は主に

①石油や天然ガスに含まれるメタンなどの炭化水素を水蒸気と反応させて水素と二酸化炭素(CO2)に分離する

 

②石炭を蒸し焼きにして水素と一酸化炭素(CO)の混合物である石炭ガスをつくる

 

③水に電流を流して水素と酸素に分離する――の3つに大別される。

 

現在、世界でつくられている水素のほとんどは①の天然ガス由来だ。

 

 

 

ガスなどの化石燃料から水素をつくる場合、副産物であるCO2などの温暖化ガスの処理が問題となる。排出される温暖化ガスを回収して有効利用したり地中に埋めたりする手法が研究されている。こうしてつくられた水素を「ブルー水素」と呼ぶ。ブルー水素は製造段階で回収しきれないCO2が発生する可能性もあり、回収技術の早期確立が必要となる。

 

水を電気分解する方式のなかで、電気を再生可能エネルギー由来のものでまかない製造された水素を「グリーン水素」と呼ぶ。温暖化ガスを全く排出しないという意味合いだ。環境には優しいが大量の再生エネを必要とするためコストが高い。再生エネの価格が安い欧州が先行しており、日本ではまだ活用が広がっていない。

 

 

 

何処かの記事で読んだが、原料・加工・輸送でもCo2を排出!