問題の発電機は2001年以降に製造されたものだ。部品が外れることで断線

三菱電機の非常用発電機に「重大な不具合」 約1千台の改修を検討

 

2021年12/20(月) 

 

 

 三菱電機が製造していた非常用発電機で、トラブルが相次いでいたことがわかった。部品が壊れることなどで発電できなくなり、緊急時にスプリンクラーなど消防設備が動かない恐れもある。三菱電機は重大な不具合だと判断し、約1千台の改修を検討している。

 

 三菱電機は今月上旬までには、問題を把握していたとみられる。消防庁に10日に報告し改修を急ぐよう促されていた。

 

 非常用発電機は一定の条件を満たす学校や病院、商業施設などに設置されている。不具合で一斉に改修することは異例だ。十分に情報を公開しないことで、建物の安全性にリスクが生じていることを知らない利用者もいるとみられる。

 

 複数の関係者によると、問題の発電機は2001年以降に製造されたものだ。部品が外れることで断線などにつながり、正常に発電できなくなる事例があった。トラブルの報告が続いていたが、三菱電機20日まで公表していなかった。

 

 三菱電機では、長崎製作所(長崎県時津町)で、空調装置などの検査で不正が長年行われていたことが6月に発覚した。ほかにも複数の拠点で品質を偽るなどの不正が判明し、社長と会長が10月までに引責辞任していた。情報公開の遅れも指摘され、信頼回復に向け動き出していただけに、今回の不具合をめぐる対応が適切だったのか問われる。

 

 非常用発電機は、不特定多数が利用する規模の大きな施設に、消防法や建築基準法で設置が義務づけられている。火災で停電したときなどに、消火ポンプや非常用照明に電気を送る役割がある。正常に動くか定期的に点検しなければならない。

 

朝日新聞社さんの記事です!

 

 

 

 

吾輩の経験上、非常用発電機には、直流のバッテリーを設置(通常電源が消失したのち?分間で、バッテリーにて発電機を始動)

※発電機の容量により、バッテリー数も違う!