岸田政権ウクライナ支援続々の陰に“超ヤリ手”駐日米大使 着任以来まるで政策の主導者
2022年4/2(土)
防衛装備品の提供、避難民受け入れ、1億ドル追加拠出などウクライナ支援に前のめりの岸田政権。その背景に「超ヤリ手」といわれる米国の駐日大使の存在がある。
ラーム・エマニュエル駐日大使は今年1月23日の着任以来、まるで日本政府の対ロシア、対ウクライナ政策を主導するかのように強烈な存在感を発揮している。
自衛隊の装備品提供を米軍機で空輸した際には、自ら搬入に立ち会って檄を飛ばした。3月18日には「東京の大使公邸にウクライナ避難民家族を受け入れる」と表明して、難民受け入れに消極的な日本政府の尻を叩いた。岸田首相がポーランドに避難民受け入れの特使を派遣すると発表したのはその1週間後だ。
「カジュアル衣料『ユニクロ』を運営するファーストリテイリング(ファ社)はウクライナ侵攻後もロシア国内での事業を継続すると表明していましたが、それを断念させたのもエマニュエル大使だといわれている。大使は面識のないファ社の柳井社長にいきなり電話をかけて事業停止を迫ったそうです。よほど厳しく言われたのか、ファ社はその日のうちにロシアでの事業停止を発表しました」
(全国紙経済部デスク)
あだ名はランボー
ビル・クリントン政権で大統領上級顧問を務めていた時から、米政界で「タフネゴシエーター」として有名だ。毒舌で攻撃的な性格から、ついたあだ名は「ランボー」。首席補佐官として仕えたオバマ元大統領からは「アンファン・テリブル(=恐るべき子ども)」と呼ばれていたという。
「味方につければ頼もしいが、敵に回すと厄介な存在です。オバマ政権で首席補佐官と副大統領という関係だったバイデン大統領ともツーカーの仲で、電話一本で話をつけられる。岸田総理が切望していた日米首脳会談も、エマニュエル氏のおかげで1月に実現し、総理は頭が上がらない。現実主義者のエマニュエル氏は要求水準が高いことでも知られる。日本政府関係者と精力的に会談を重ね、日米同盟への強いコミットメントを求めています」(外務省関係者)
岸田首相は3月24日にブリュッセルで開かれたG7に出席し、バイデン大統領に4月後半の日本訪問を要請。25日に帰国すると、翌日にはエマニュエル氏と広島の平和公園を訪れた。バイデン大統領訪日と引き換えに、何をのまされるのか。聞く力自慢の岸田首相は、ヤリ手大使の言いなりになりそうだ。
憲法よりも国会よりも強い、日米「秘密会議」の危ない実態
嗚呼、これが日本の「現実」だった
元サラリーマン大家!山田里志のリタイア徒然記
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