日航便の北九州へのダイバート(代替着陸)は初

日航機、北九州空港に代替着陸 福岡空港の門限に間に合わず初

2023年06月12日(月) 毎日新聞さんの記事です!

日航機、北九州空港に代替着陸 福岡空港の門限に間に合わず初(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 日本航空の羽田発福岡行きの便が11日夜、出発の遅れで福岡空港(福岡市)に着陸可能な午後10時までに間に合わず、同じ福岡県内にある北九州空港北九州市、同県苅田町)に目的地を変更して着陸した。住宅街に近接する福岡空港は騒音対策で、午前7時~午後10時以外の離着陸を原則認めていない。福岡の「門限」を理由にした、日航便の北九州へのダイバート(代替着陸)は初という。

 

 日航によると、ダイバートしたのは羽田発福岡行き331便(乗客280人)。

 

 同便の出発時刻は午後6時45分の予定だったが、離陸直前に使用機のエンジントラブルが確認され、ターミナルに戻って機種を変更。目的地を24時間離着陸可能な北九州に変更し、了解した客を乗せて約3時間遅れの午後9時41分に出発した。福岡には午後8時35分に着く予定だったが、北九州には約2時間45分後の午後11時18分に到着した。

 

 同社は帰れない乗客のため、北九州市内のホテルを手配したほか、バス5台を用意。乗客の希望に応じ、福岡市内まで送ったという。

 

 同市東区へ帰宅するという60代の夫婦は「羽田で約3時間待ってようやく機内に入ったがなかなか飛ばず、行き先も変わってしまった。でも、翌日も朝から予定があったので、とにかく九州に帰ってこられてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 

 乗客だった医師の男性(41)=同市=は用意されたバスに乗り、翌12日午前1時前に福岡・天神に到着した。男性は「月曜の朝から仕事なので、朝一番の移動では間に合わないところだった」とほっとした様子。「今後もこういう運用を続けてほしい」と話した。

 

 福岡空港を巡っては、2月にも日航機の着陸が午後10時に間に合わず、翌日未明に羽田までUターンする事案が発生。県や北九州市、航空会社などの関係機関が北九州でのダイバートの受け入れを検討していた。

【平川昌範、林大樹】

 

 

燃料費・時間のロスを考慮すれば、『ダイバート(代替着陸)』は有効!