エンジンなどの機械を準備運動させる暖機運転

いまのクルマ「暖機運転」は要らない? 準備運動ナシで大丈夫? 状況によっては必要の可能性アリ! どんな条件なのか

2023年12月14日(木)くるまのニュース さんの記事です!

kuruma-news.jp

昔はクルマを走らせる前に暖機運転する人がいました。しかし、現在では自動車メーカーも暖機運転を推奨していません。では、なぜ今のクルマは暖機運転をしなくていいのでしょうか。

 

 かつてはクルマを走らせる前に、暖機運転するのがあたりまえでした。
 
 しかし、現在は自動車メーカーも暖機運転を推奨していません。では、なぜ今のクルマは暖機運転が不要なのでしょうか。

 

 

ハコスカはこっちだが、ケンメリもハコスカ

 

ひと昔前までのクルマは、出発する少し前にエンジンをかけて十分に温まってから走り出すということが必要でした。

 エンジンを温めることでオイルが循環し、パーツが円滑に機能するようになります。

 アイドリング状態を維持し、エンジンが温まるまでは5分から10分ほど、多少の時間と手間もかかる行為です。

 こうするほうがクルマに優しいと言われており、ほとんどのドライバーが実践していました。

 このように、エンジンの温度を上げることを暖機運転といいます。

 では、なぜ暖機運転をするほうがクルマに優しいのでしょうか。

 

 当時のエンジンは、空気の力(エンジンの負圧)を利用した機械式の装置で燃料を噴射するつくりでした。装置が冷たい間は流れ込むガソリン量が減るので、エンジンの始動が安定しなかったのです。

 

 それから時代は流れ、現代のエンジンは電子制御へと進化しました。パーツが電動化され、コンピューター制御により燃料を噴射するので、エンジンは冷えた状態でも性能を発揮できます。あわせてエンジンオイルも潤滑性能が高まりました。

 

 こうした技術により、エンジン始動直後から問題なく走れるので、昔のようにエンジンを温める必要はもうありません。

 

 暖機運転に代わって、いまクルマに優しいとされているのは、走りながら暖機する暖機走行です。

 

 といっても、特別なことをするわけではなく、エンジンをかけたら低速でそのまま走り出せばいいのです。

 急発進やいきなりのアクセル全開を避け、通常通り交通の流れに乗る速度で走ればエンジンへのダメージもほとんどありません。

 また、世界的にアイドリングストップが推奨されるなかで、暖機運転に対する意識も変わり、あたりまえのことではなくなっているようです。

 

寒冷地だと話は違う? 暖機運転がマストなわけ

それでは、暖機運転は全く必要ないかというと、そうとも限りません。とくに、冬場のように寒い時期になると、暖機運転は重要になってきます。

 

 自動車整備士は、暖機運転について、次のように話します。

「現代のクルマは、数十年前のクルマと比べて格段と性能が上がっているため、もちろん、温めるに越したことはありませんが、暖機の必要性が薄れています。

 一方で、冬場などの寒い時期は、暖気をしてあげた方がエンジンへの負担が減り、望ましいと言えます。

 エンジンを構成するパーツ類は、熱で膨張するため、そもそも隙間を開けて配置されています。

 エンジンが冷えている際は、パーツの隙間が広がり、エンジンオイルも必要な部分に届きにくい状態です。

 エンジンを適温に温めてパーツを膨張させオイルを回すというのは、現代のエンジンにも必要です。

 そうしなくても問題なく走行できるだけの精度はありますが、始動前にエンジンやオイルが冷えていることに変わりはないので、現代でも、暖機運転をしたほうが長くクルマを維持できるといえます」

 

 このように、現代でも冬場の場合は、暖機運転が必要になるようです。

 冷え込みの厳しい時期は、エンジンルームの温度が下がり、パーツ類やオイルが過剰に冷却されている状態と言えます。

 とくに、氷点下のようにかなり気温が低い状況では、各回転部などが凍結している恐れがあるので、破損を防ぐために短時間でも暖気運転をすることが理想的です。

 寒冷地のなかには、フロントガラスが凍ったり、雪にクルマが埋もれたりと、そもそもクルマを温めなければ出発できない地域もあります。

 こうした地域では、雪下ろしする間にエンジンをかけて暖機運転することは必要な行為といえます。

 また、久しぶりにクルマを運転する場合は、エンジン内部のパーツに満たされている油膜が薄くなっていると考えられるので、オイルを十分に循環させられるように暖機運転するとよいでしょう。

 とはいえ、昔のクルマとは違い、エンジンの回転数が落ち着く1分ほどで問題なく走行できる状態になるようです。

 走り始めもゆっくりと暖機走行するのがポイントです。エンジンなど各部分の温度が上がってから通常の運転に戻すとよいようです。

 なお、トラックの場合は性能向上により昔ほど意識はされませんが、クルマを長く維持する観点から暖機が必要とされているようです。

 

 

 

 

ハコスカ』が懐かしくて・・・

写真のテールランプ(1969年式) は2灯式(1970年式)と共用出来る!

吾輩が、乗っていたのは、黄色いボディに黒のトップレザーの2000GTで

4速MT=50Km/h~240Km/h・オーバーヒートも気を付けないと・・・