日本からファンが殺到する「聖地」となった。

韓流ブームの火付け役「冬ソナ」の聖地・龍平リゾートは“教団の聖地”だった

 

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 2018年に冬季五輪が開催された平昌は、北朝鮮との軍事境界線まで車で40分ほどの韓国北東部、江原道にある。平昌五輪でスキー大回転などの競技が行われた龍平リゾートは、旧統一教会が所有していることは日本ではあまり知られていない。

 

 龍平リゾートは1975年に開業したが、経営悪化によって売却され、2003年に旧統一教会系の企業の手に渡った。日本で大ヒットし「韓流ブーム」の火付け役となったドラマ「冬のソナタ」では、ペ・ヨンジュンチェ・ジウがレストランで食事をするシーンを龍平リゾートで撮影しており、日本からファンが殺到する「聖地」となった。

 

 

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 その一方、龍平リゾートにあるホテルの売店には、旧統一教会の教祖である故・文鮮明氏の筆による揮毫が掲げられていた。ホテルなど龍平リゾートの施設には数多くの信者が働いており、教団にとっても「聖地」であったことがうかがえる。

 

 このほか、教団は高麗人参や炭酸飲料「メッコール」を製造、販売する会社や学校などを運営しており、一時期はサッカーチームを所有していたこともある。

 

 また、1962年に文鮮明氏が創設した小中学生の女子児童・生徒による舞踏団「リトルエンジェルス」は、各国の政治家や著名人の前で公演し、1970年代には日本公演の際に日本の皇族も鑑賞しており、教団側はこうした過去を実績として対外的な宣伝にも利用してきた。

 

献金などを元手に韓国で企業展開

 

韓国紙の記者は、韓国での旧統一教会について「宗教団体というよりも、さまざまな事業を展開する企業体というイメージが強い」と話す。ソウル市内には教団の所有する複数のビルや土地があり、相当の資産を有していることがわかる。

 

 旧統一教会に20年以上所属していたという50代の元信者の韓国人女性は「教団は日本で集めたカネを韓国に運び、それを資金にして数々の企業を設立し、水面下で社会に浸透していった」と指摘する。

 

「韓国を拠点として各国へ進出し、世界を支配しようとする。教団が考えていることは帝国主義そのものだった」

 

 女性は、苦々しい表情を浮かべながら、そう話した。=つづく

 

共同通信編集委員論説委員佐藤大介)さんの記事でした!

 

 

 

 

 

韓国側からの記事を、初めて見た!

 韓国紙の記者は、韓国での旧統一教会について「宗教団体というよりも、さまざまな事業を展開する企業体というイメージが強い」