通信設備や、ヘリコプターの発着艦設備、遠隔操作型の無人潜水機、高速作業艇など

山口・下関生まれの大型巡視船 フィリピン沿岸警備隊で運用開始 ヘリも搭載OK

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2番船も2022年9月就役の予定

 

 フィリピン沿岸警備隊は2022年5月6日、首都マニラの港湾エリアにおいて最新最大の巡視船「テレサ・マグバヌア」の就役式典を実施しました。

 

テレサ・マグバヌア」は、日本政府による円借款事業「フィリピン沿岸警備隊海上安全対応能力強化事業(フェーズII)」によってフィリピンに供与された多目的対応船(Multi-Role Response Vessel:MRRV)で、全長は約96.6m、総トン数は約2260トンと、同国沿岸警備隊に配備されたもののなかでは史上最大の船艇になるといいます。

 

 建造は三菱重工下関造船所江浦工場が担当、2021年7月26日に進水し、各種艤装や試験ののち2022年2月下旬にフィリピンへ向け回航されています。

 

フィリピン沿岸警備隊の多目的対応船「テレサ・マグバヌア」(画像:フィリピン沿岸警備隊)。

 

 建造に際してベースとされたのは、海上保安庁のくにがみ型巡視船で、船体サイズは全長約96.6m、幅約11.5m、深さ約5.2m、総トン数は約2260トンあり、乗員数は67名です。

 

 最大速力は24ノット(約44.45km/h)、4000海里(約7400km)以上の航行能力を有するほか、排他的経済水域EEZ)を監視する能力を持つ通信設備や、ヘリコプターの発着艦設備、遠隔操作型の無人潜水機、高速作業艇など、海洋状況の把握と海事法の執行活動に必要な装置や機器を装備しているそうです。

 

 6日の就役式典には、フィリピン政府要人のほか、日本側関係者として現地駐在の越川和彦大使やJICA(国際協力機構)の職員など、およそ200人が出席しています。

 

 なお、2番船も2021年11月18日に進水済みで、こちらは9月に命名・引き渡される予定です。

 

 

 

 

 

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