財務省の口先介入は不発…147円66銭の“壁”突破と32年ぶり円安水準入りが時間の問題に
2022/10/12
「G20に出席するため、ワシントンへ移動する飛行機の中からでも介入の決定を下すことができる」──外国為替市場で再び円安が進んでいることに11日、神田財務官がそう意気込んだ。同じくG20に出席する鈴木財務相も11日の閣議後会見で「過度な変動があれば適切な対応を取ることに変わりはない」と牽制した。
しかし円安の流れは変わらず、11日の円相場は1ドル=145円台後半で取引され、24年ぶりの「ドル売り介入」に踏み切った先月22日の最安値145円90銭に近づいた。2人の口先介入は不発。「バカ言ってんじゃないよ」の値動き。
さらに12日午前は一時、約24年ぶりに1ドル=146円台をつけ、政府・日本銀行が9月22日に円買いの為替介入に踏み切る直前の円安水準(145円90銭)をあっさり突破した。
いくら財務省が追加介入も辞さない構えを示したところで、日米の金利差が開いている限り、円安は止まらない。過去最大2.8兆円分のドルを売っても、5円ほど円高に振れたのは1日だけ。3週間弱で元のレートに戻り、為替介入は効果なし。鈴木氏も神田氏も、この「都合の悪い真実」を痛感したはずだ。
「その上、先週末に発表された9月の米雇用統計の内容が堅調だったため、市場では11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でもインフレ抑制に向け、通常の3倍となる0.75%の利上げを決めるとの見方が広がっています」(市場関係者)
対する日本は世界唯一のマイナス金利政策をとる国で、日米の金利差は広がるばかり。円買い介入を続けようにも、政府の外貨準備高の範囲でしか実施できず、すぐに使える「外貨預金」は20兆円分程度にとどまる。
この調子だと、為替市場に足元を見られ、当面の節目とされる24年前の1998年8月に付けた147円66銭の「壁」を突破。
バブル期に投資資金確保の目的でドル買いが進んだ90年以来、「32年ぶりの安値水準」という新たなステージに入るのも時間の問題だ。
「最悪なのは今の円安に対する考えが政府と日銀、さらに政府内でも財務省と岸田首相の間で逆向きなこと。財務省は過度な円安を抑えたいのに、日銀の黒田総裁は大規模緩和の円安政策に固執。そして岸田首相は『円安のメリット』を生かすとインバウンド拡大を掲げています。三者三様にバラバラで収拾がつかない状況です。支離滅裂な方針の割を食うのは、円安による物価高に苦しむ国民です」
(経済アナリスト・菊池英博氏)さんの記事でした!
32年前には160円台まで下落した。円安地獄はいつまで続くのか。
政府・政権・官僚+経済同友会の意見?政策を見れば一目瞭然!
全くの国民を無視?国民いじめの政策!円安は当然!
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