防衛官僚にすっかり洗脳され、『オレは防衛通』と勘違いしてしまったよう

岸田首相を勘違いさせた2017年“魔の一週間” すっかり防衛通気取りで軍事連携強化を次々約束

公開日:

 

岸田首相を勘違いさせた2017年“魔の一週間” すっかり防衛通気取りで軍事連携強化を次々約束|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

 

 外遊中の岸田首相が行く先々で軍事的な連携強化を約束してきている。

 

 最初の訪問国フランスでは、今年前半に外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開催する方針で一致。海洋進出を強める中国を念頭に、安保分野で連携を強化する狙いだという。

 

 イタリアとは新たな2プラス2の立ち上げで合意したほか、次期戦闘機の共同開発でも合意。英国では自衛隊と英軍が相互に訪問する際の法的地位などを定める円滑化協定(RAA)に署名した。RAAを結ぶのはオーストラリアに続いて2カ国目だ。これで自衛隊と英軍の互いの国への配備が簡単になる。

 

 中国やロシアを念頭に、英スナク首相と次期戦闘機の開発や経済安保での連携も確認した岸田首相は、「欧州とインド太平洋の安全保障は不可分だ」と力んでいた。

 

 今回の欧米5カ国歴訪は、5月に広島で開催されるG7への協力取り付けとされるが、中国の脅威をあおって各国に軍事的な結束を訴える伝道師みたいになっている。

 

さて、岸田首相にとっての“メインイベント”は13日(日本時間14日未明)に行われる日米首脳会談。バイデン大統領に敵基地攻撃能力の保有や、米国製巡航ミサイル「トマホーク」などを爆買いするための防衛費増額を決めたことを報告し、ご褒美に政権維持のお墨付きをもらうことを期待しているが、一層の“貢献”を迫られる可能性もある。

 

首脳会談に先だってワシントンで開かれた日米の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)では、敵基地攻撃能力の運用で協力することを確認。米国側は沖縄に駐留する海兵隊を改編して「海兵沿岸連隊」を創設すると発表した。また、日米安保条約の適用範囲を宇宙空間にまで広げることでも合意した。

 

なんだか、ものすごい勢いで“戦争準備”が進んでいくことには、空恐ろしさを感じてしまう。あの強権的な安倍・菅政権でも踏み込めなかった敵基地攻撃能力や防衛費増をやすやすと決めるなど、岸田首相は軍拡路線をひた走っている。

 

 宏池会の理念を完全に打ち捨てて軍拡に舵を切ったのは、総裁選に勝つために安倍元首相におもねったともいわれるが、実はその原点は安倍政権時代の「魔の1週間」にあった。

 

 2017年7月28日に当時の稲田防衛相が日報問題の責任を取って辞任した際、外相だった岸田首相が8月3日の内閣改造まで1週間だけ防衛相を兼務した。ほとんど忘れられているが、岸田首相は防衛相経験者なのだ。

 

「もともとレク好きで知られる岸田さんは『防衛のことは素人だから、この際いろいろ知りたい』と言って、土日も防衛省に行くほど熱心にレクを受けていた。それで防衛官僚にすっかり洗脳され『オレは防衛通』と勘違いしてしまったようなのです。防衛力強化の必要性を吹き込んだ防衛官僚たちは省益拡大に大喜びしていますよ」(自民党関係者)

 

 たった1週間の兼務で防衛通を気取り、戦後の安保政策の大転換を拙速に決められてはたまらない。

 

 

 

 

戦後70年、いまだに敗戦国扱いされる日本国連とは第二次大戦の「連合国」の意味である

2015/07/29

松本 利秋 : ジャーナリストさんの記事です!

 

戦後70年、いまだに敗戦国扱いされる日本 | 外交・国際政治 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

 

 

 

 

『魚は頭から腐る』
 
腐った連中が国の最高権力者集団!
 
行政の大臣たち数人で、『閣議決定だけで法制化』できる国