大臣規範を無視し、大規模パーティーで“荒稼ぎ”していたことが分かった。

岸田首相「大臣規範」無視で政治資金5億円荒稼ぎ ルール破りは“G7饅頭問題”だけじゃない

公開日:日刊ゲンダイDIGITALさんの記事からです!

 

岸田首相「大臣規範」無視で政治資金5億円荒稼ぎ ルール破りは“G7饅頭問題”だけじゃない|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

 

 広島サミットのロゴ入り饅頭を「政治資金パーティー」で配っていたことが発覚し、「政治利用だ」と批判されている岸田首相。

そもそも総理大臣が政治資金パーティーを開くこと自体“禁止”されている。なのに、27日の参院本会議で追及されてもノラリクラリ。フザケた態度だった。

「パーティーについて特に定められた基準はない」

 

 本会議でパーティー開催の是非を問われた岸田首相は、こう言い放っていた。

 

しかし、岸田首相が開いたパーティーが「大臣規範」に反しているのは、紛れもない事実だ。2001年に政府が閣議決定した大臣規範は「国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」と定めている。「大規模パーティー」については明確な基準はないが、政治資金規正法で「特定パーティー」と呼ばれる収入1000万円以上のパーティーについては、「自粛する暗黙のルールがある」(永田町関係者)。

 

しかし、岸田首相は、この大臣規範を「どうでもいい」と思っているフシがある。日刊ゲンダイの調べで、首相就任後や外務大臣時代、大臣規範を無視し、大規模パーティーで“荒稼ぎ”していたことが分かった。

 

外相時代も「ルール破り」連発

 岸田首相が代表を務める資金管理団体「新政治経済研究会」の政治資金収支報告書(21年分)によると、首相就任後の12月4日、地元・広島ホテルで開催したパーティーで1368万円、同月22日に都内ホテルのパーティーで3862万円の収入を得ている。

 

さらに、後援団体岸田文雄後援会」同年分の収支報告書には、3月27日開催のパーティーで約1077万円の収入を得たとの記載がある。

外務大臣だった時期(12年12月~17年8月)、「新政治経済研究会」は計32回、総額3億7631万円、岸田文雄後援会」は計8回、総額5468万7000円のパーティー収入を得ている。首相就任後を含めた2団体の総収入は、この約5年間だけでも実に5億円近くに上る。

政治資金問題に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏は言う。

「総理大臣や政務三役は省庁に対する権限を持っているので、便宜を期待する特定の業界団体が献金』『パー券購入』を通じて近づいてくる傾向にあります。こういった癒着を防ぐための『歯止め』として大臣規範が存在しています。それを、総理大臣自ら軽視するなど、許されることではないでしょう」

 

政権トップがこんな調子では、政財界の癒着がなくならないわけだ。

 

 

 

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