PFASのうち、毒性が懸念されているのは、「PFOS」と「PFOA(ピーフォア)」だ。

半導体やEVなどで使用の「PFAS」、毒性への懸念高まる…欧州は規制強化へ

2023年11月27日(月)読売新聞オンラインさんの記事です!

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 有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」の中で、毒性が問題視されている「PFOS(ピーフォス)」などが各地の河川や井戸水から検出され、自治体が調査や対応に追われている。PFASは半導体や電気自動車(EV)など、幅広い製品の素材として使われているが、欧州などで規制を強化する動きもある。素材メーカーは代替物質の開発を進めており、新たな商機となる可能性もある。

(経済部 田中俊資)

 

幅広く使われているPFAS

 

 PFASは1万種類以上ある有機フッ素化合物の総称で、水や油をはじき、熱に強い性質を持つ。半導体の基板に塗る感光剤などのほか、フライパンのコーティングや泡消火剤にも使われている。自然界で分解されにくく、水や地中に長期間残る。PFASのうち、毒性が懸念されているのは、「PFOS」と「PFOA(ピーフォア)」だ。体内に多く取り込むと、がんなどを引き起こす可能性が指摘されており、政府は2021年までに製造や輸入を全面禁止した。

 国内では、化学工場の周辺水路から国の暫定目標値を大きく超える物質が検知され、米軍基地で泡消火剤が漏出した例などがある。人体への影響など不明な点も多く、政府は健康への有害性調査に乗り出す方針。

 メーカー各社は、有害性が確認されていないPFASを使っている。ただ、欧州では、ほぼ全てのフッ素化合物について、製造や使用の段階的な廃止を議論しており、各社は規制強化の動きを警戒している。

 欧州では早ければ20年代後半に規制が強化される可能性があり、PFASを使った製品を欧州に輸出できなくなる恐れもある。日本化学工業協会の福田信夫会長(三菱ケミカルグループ取締役)は、「PFASは有効な機能がある。影響を考慮した上での規制作りを要望したい」と強調する。

 一方、規制強化が新たな商機となる可能性もある。三菱ケミカルは、PFASと同程度に燃えにくいプラスチック素材を開発。パソコンやスマートフォンの部材としての活用を想定している。印刷インキを手がけるDICも、半導体向け材料としてPFASを使わない界面活性剤を開発した。

 京大化学研究所の長谷川健教授は、「PFASは、研究が進んでいない珍しい化合物だ。すべてが有害ではないと思うが、外に漏れ出さない方がいいのは間違いなく、メーカー側の対策が重要だ」と指摘する。

 

 

 

 PFASは1万種類以上ある有機フッ素化合物の総称で、水や油をはじき、熱に強い性質を持つ。

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