同27日には毎分約9トン、24年2月29日で約7・8トンが湧水し、35カ所の井戸で約5~25メートルの水位低下がみられるという。

トンネル掘削工事で井戸水位低下、地域高規格道路 大分県が因果関係認める

2024年03月11日(月)  西日本新聞meさんの記事です!

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 大分県日田市と中津市を結ぶ地域高規格道路中津日田道路」で掘削中のトンネルから大量の水が湧き出し、近くの日田市伏木地区の井戸の水位が低下している。事業主体の県は、湧水と井戸の水位低下の時期が合っていることなどから因果関係を認めており、8日夜には伏木公民館で、住民らによる伏木町渇水対策協議会と第1回定期協議を開き、工事の状況や井戸水位の観測データなどを説明した。

 

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 県日田土木事務所によると、湧水が発生したのはトンネル横に造る、緊急車両用の避難坑(高さ3・2メートル、車道幅2・9メートル)。2023年4月から大量の湧水が発生し、伏木地区の井戸の水位が低下し始めた。同27日には毎分約9トン、24年2月29日で約7・8トンが湧水し、35カ所の井戸で約5~25メートルの水位低下がみられるという。県は各戸に0・5~2トンの給水タンクや、ウオーターサーバーを設置して対応している。

 

 第1回定期協議には、県側から同事務所の上村義一郎次長ら、住民側から対策協の柳瀬重浩会長らが出席。対策協が2月に申し入れた、定期的な協議▽個々の意向に沿った応急給水対策▽生活水や営農、畜産における必要水量の確保▽掘削工事の止水措置、工法の見直し▽永久補償-など10項目に対して、上村次長が回答した。

 

 上村次長は、協議は最低でも月1回開くこと、全ての井戸所有者に4月から訪問し個別に状況を説明することを伝えた。必要水量は代替井戸の掘削やポンプ下げで確保するが、全国統一基準の30年を超える補償は難しいことも示した。

 

 住民側からは「事前のボーリング調査の範囲が狭く、伏木地区が入っていなかったのでは」「集団移転を考えないと、という危機感がある」「われわれには何の瑕疵(かし)もない。県は落ち度を認めて要求を認めてほしい」といった声が上がり、柳瀬会長は「1、2年後また何が起こるかわからない。不安を払拭してほしい」と訴えた。

 

 同地区では4月から稲作が始まる。約22ヘクタール全ての田で水が確保できるか心配する声も住民から出ている。

 (渋田祐一)さんの記事でした!

 

 

 

 

長崎県では、新幹線のトンネル工事でも井戸水が枯れた!

 

「川が枯れた」工事で地下水脈寸断? 長崎新幹線ルート建設、10トンネル周辺で減渇水 田植えに影響も

2018/6/7  西日本新聞meさんの記事です!

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井戸の設置やトンネル湧水の送水管による給水、休耕に伴う補償といった対策を終えたとしている。

 

 

何処でもトンネル工事には水脈の切断が起こりえる!