小池都政で「葛西臨海公園」樹木1400本伐採計画進行中…神宮外苑に続きまたも自然破壊
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小池都政で「葛西臨海公園」樹木1400本伐採計画進行中…神宮外苑に続きまたも自然破壊|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
東京都が743本もの樹木を伐採する明治神宮外苑の再開発事業を17日、認可。
来月下旬から施設の解体工事が始まることになった。
小池都知事
ターゲットになっているのは、東京・江戸川区の都立葛西臨海公園。敷地内の葛西臨海水族園の建て替えに伴い、神宮外苑以上に多くの樹木が犠牲になる恐れがある。今月10日の都議会環境・建設委員会で、建設局担当者は新水族園の建設エリアにある樹木の本数について「約1400本」と答弁。「移植を前提に設計を進めている」と説明したが、大量の樹木を一度は根こそぎ引っこ抜くことに変わりはない。
公益社団法人「日本建築家協会」は7日、同計画に関する要望書を知事宛てに提出。
〈(公表された施設イメージ図では)配置計画が明確でなく、30年かけて育ててきた樹木の保存に関する不安がある〉と疑問を呈し、〈樹木保存の考えを早期に示していただきたい〉などと要望していた。
公園敷地内に大量の太陽光パネル設置へ
都は事業計画について、民間業者に施設建設を任せるPFI方式を採用し、昨年1月に公募を開始。8月に複数ゼネコンからなる共同事業体を事業者に選定した。新水族園は延べ床面積約2万4000平方メートルで、総水量約4800トンの水槽の他、カフェなども併設され、敷地内にはたくさんの「太陽光パネル」も設置される見込み。2028年に開園予定だ。
太陽光パネル設置といえば、賛否両論を招いた小池都知事の“肝いり”政策である。
「知事は21年秋に突然、都内の新築住宅などに太陽光パネル設置を義務付ける方針をブチ上げた。22年末、関連条例が都議会の賛成多数で可決、成立しましたが、今も『義務化はやり過ぎでは』と物議を醸しています。再生可能エネルギーを推進できない政府の向こうを張るため、太陽光パネル推進にシャカリキになっているとみられています」(都政関係者)
「葛西臨海公園の樹木を伐採するという発想は間違っています。東京湾に面した公園には数多くの野鳥が渡ってくる。大量の樹木を伐採すれば野鳥が羽を休める場所がなくなってしまう。また、太陽光パネルの反射光は野鳥の生態に悪影響を及ぼすといわれています。事業計画は水鳥の生態系を守る目的で制定された『ラムサール条約』の理念に反するのではないか。バードウオッチングを楽しみにしている方たちの機会を奪うことにもなりかねません」
外苑に続きまたもや自然破壊……。イメージカラーの「緑」は取り下げた方がいいのではないか。
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